東海道線函南駅から北西へ約800mほど、新幹線の線路脇に大きな樹冠が見えてくるが、これが春日神社のクスである。
かなりの急傾斜地に根を張っており、斜面に沿って根が伸びているため幹周以上に迫力を感じさせるクスノキである。
一方上部はというと、同じ高さから細い枝が多数伸びているところから、新幹線を通す際に人為的に伐られたものであろうか。
写真でもお分かりの通り、幹がもっともくびれた地点を幹周として測ることとなるが、それでも実測で10mを越える値を計測した。
ゆえに根張りの雄大さは推して知るべしであろう。
南に延びた枝は新幹線のガード付近にまで伸びて来ており、数分おきに通過する新幹線が往来する度に大きく枝を揺らす。
人間と違い、どこまで感情が支配するものかは分からないが、精神衛生上木にとっても不愉快であろう。
人間であれば、何らかの障害をも起こしかねない環境下にあると言えるのではないだろうか。
函南町には「天地神社の大クス」という東海地方では有数の巨木もあり、春日神社からは約2kmほど離れた地点。
2本の大クスをセットでご覧になるのがよいだろう。