静岡県指定天然記念物

春日神社のクス

昭和二十九年一月三十日指定

春日神社のクスの樹勢は極めて良く、五月の新芽が伸びる頃が最も美しい。
クスは正しくはクスノキ、関東地方南武以西に分布する常緑高木。
 かって樟脳(防虫剤等)製造の原料として、造林も各地で行われていたが、開発や生活様式の変化により減少し、現在では神社や寺に残るものが目立つ。

一、樹   高 十七・五メートル。(以前は二十メートル以上あったが、火災や新幹線の工事で枝払いされた。)
一、目通幹周 九・四メートル
一、根本周囲 十一・三三メートル
一、枝   張 東西二十七・〇メートル
         南北二〇・五メートル
一、推定樹齢 八百五十年

静岡県教育委員会
函南町教育委員会 

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春日神社のクス



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春日神社のクス
指 定 静岡県指定天然記念物
指定年月日 1954年1月30日 
所在地 静岡県田方郡函南町大竹
解説板 あり    詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 新幹線建設で枝を切られる  
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆      下車後すぐ
撮影日 2009年4月7日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周    9.1m    9.4m   10.7m
樹  高     15m   17.5m     21m
樹  齢  300年以上    850年   
実測詳細 高地面より地上1.3mを計測 

東海道線函南駅から北西へ約800mほど、新幹線の線路脇に大きな樹冠が見えてくるが、これが春日神社のクスである。
かなりの急傾斜地に根を張っており、斜面に沿って根が伸びているため幹周以上に迫力を感じさせるクスノキである。
一方上部はというと、同じ高さから細い枝が多数伸びているところから、新幹線を通す際に人為的に伐られたものであろうか。
写真でもお分かりの通り、幹がもっともくびれた地点を幹周として測ることとなるが、それでも実測で10mを越える値を計測した。
ゆえに根張りの雄大さは推して知るべしであろう。
南に延びた枝は新幹線のガード付近にまで伸びて来ており、数分おきに通過する新幹線が往来する度に大きく枝を揺らす。
人間と違い、どこまで感情が支配するものかは分からないが、精神衛生上木にとっても不愉快であろう。
人間であれば、何らかの障害をも起こしかねない環境下にあると言えるのではないだろうか。
函南町には「天地神社の大クス」という東海地方では有数の巨木もあり、春日神社からは約2kmほど離れた地点。
2本の大クスをセットでご覧になるのがよいだろう。


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