上相賀の大カヤ

(県指定天然記念物)

カヤは雌雄異株で、材は薄黄色で香りがあり優美です。雌株は、5月頃に花が咲き翌年の十月頃に結実します。またカヤは柔らかくて弾力性があるため、碁盤や将棋盤に好んで使われています。
このカヤは雌株で、高さ十五メートル、目通り幹囲六.一メートルで、樹齢は五百年以上経たと思われる巨木です。
「上相賀の大カヤ」は、ここから約一・八キロメートル離れた所にある「杉沢の大カヤ」とともに、次のような伝説があります。
=今から約四百年前の慶長の頃、この地が洪水と山津波にあって村の大方は流出・埋没したが、不思議なことに大カヤ三本だけが残っていた。この杉沢と上相賀の大カヤが現存する二本であり、 村人から厚い信仰を寄せられたという=
一九五七(昭和三十二)年十二月二十五日、県の天然記念物に指定されています。

島田市文化財指定


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上相賀の大カヤ



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上相賀の大カヤ
指 定 静岡県指定天然記念物
指定年月日 1957年12月25日 
所在地 静岡県島田市相賀上相賀
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 雌株  
お勧め度 ★★★★
到達難易度 ☆☆☆  下車後徒歩1分
撮影日 2007年10月9日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周    6.1m    6.1m   6.55m
樹  高     15m     15m     16m
樹  齢   300年以上    500年   
実測詳細 高地面より地上1.3m部分を計測 

杉沢の大カヤから2km弱、相賀谷川を遡ると上相賀(かみおうか)の集落にさしかかる。
集落の手前に数件民家があるが、その民家の脇に埋もれるような格好で立っているのが上相賀の大カヤである。
これだけの太さを誇っていながら、すぐ下を通る県道からはほとんど見えないのだ。道路脇に解説板が設置してあるので、これを目印として訪問するしか無さそうである。
ヤブの中に埋もれている印象が強いが、初めて対面する際の不気味さは全国数多い巨樹の中でもダントツであろう。
横に出た大枝が折れた空洞が、まるで地球外の未知の生物の目か口のような感じに写ってしまうのである。
まさに見てはいけない物を見てしまったかのような、来てはいけなかったかな?と反省させられるような雰囲気があたりを覆うようである。
このカヤも雌株で、大量のカヤの実が地面には落ちていた。
杉沢の大カヤと同じく約12年ぶりの訪問であったが、こちらのカヤも成長しており、約20cmほどの成長を見せていた。
杉沢の大カヤが陽であるならば、間違いなくこちらは陰であるが、人に諂うようなことを微塵も感じさせないその表情は頼もしくもある。自分では認めたくはないのであるが、結構私のお気に入りのカヤなのかも知れない。
智満寺の十本杉に訪れる際には、是非とも立ち寄っておきたいカヤである。


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