静岡市街地東部の小鹿町にある静岡県を代表する大クスである。小鹿町というと男性なら知っている方も多いと思われるが、あのタミヤの本拠地である。
このクスノキの近くに本社もあるが、タミヤの本社を見て子供の頃を思い出してしまったのは言うまでもない。
この大クスは社殿右前方に立っており、まずその大きさに度肝を抜かれる。
お世辞にも保存状態は良いとは言えないが、樹高が高く直幹が起立する姿は、九州にあるクスたちとはまた違った迫力を有しているのである。
枝張りも雄大で、上空高い地点に大きく枝葉を茂らせている姿は雄大だ。
静岡市は東海道線によって南北の発展に差が出た市街地を持ち、南側は開発が遅れている。付近はさほど駅に遠くない立地ながらビル等が林立することもなく、未だ閑静な住宅街となっているのがクスにとっては好都合であったようだ。
近在にも本覚寺のクスノキや池田神社のクスノキなど、ちょっとしたクスの巨樹密集地でもある。
それだけ静岡市内は温暖な地という証明でもあろう。