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井戸神社のカツラ




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井戸神社のカツラ
指 定 滋賀県指定自然記念物
指定年月日 1991年3月1日 
所在地 滋賀県犬上郡多賀町向之倉字東反尻63
解説板 あり   
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★★★★
到達難易度 ★★☆☆  下車後すぐ
撮影日 2014年8月21日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周 11.60m 11.60m 11.41m
樹  高 39m 39m 40m
樹  齢 300年以上 400年   
実測詳細  

 今は誰も住まぬ廃村となってしまった、向之ノ倉集落の最奥部にそびえるカツラの巨樹で、井戸神社のご神木でもある。
 井戸神社の名称は、カツラの根元にある井戸状の窪地から来ているのであろうか。
 カツラの根元には、ほとんどの場合豊富な水源が存在しており、かつて向之倉集落の人たちも飲用水として、かつらの根元の水を使用していたのであろうか。
 ちょろちょろと水がわき出ていたカツラの根元を掘り下げ、水を得やすく掘り下げたものであろうとも考えらる。明らかに人の手によって作られた窪地のように見えるからなのだが。
 かつては神秘的なコバルトブルーの水を蓄えていた井戸だが、残念ながら、現在ではその色も薄れてしまったようである。
 また、カツラの枝が折れて落下、井戸をふさぐように横たわってしまっているのも残念である。

 カツラは老樹によく見られるひこばえの集合体で、現在も根元からは元気よくひこばえが成長している最中である。
 樹高も40mと高くそびえ、樹勢も盛んのようである。
 廃村の向之倉集落へ通じる道は、2015年時点でもまだしっかりとしており、アクセスには不便はない。
 現在では、ほぼカツラを見学に向かう人への専用道となってしまった感があるが、数年後にはアスファルトの劣化で、アクセスも次第に厳しくなっていくのであろうか・・・・。
 終点には駐車場も整備されており、そこから良く整備された歩道を歩くこと約3分、忽然とカツラと井戸神社が姿を現す。
 なんともいえない、すばらしい景観である。
 ここに行くたび思うことであるが、良くも悪くも将来の日本の行方を暗示しているかのような風景に思えてならない。. 
 滋賀県は超巨大な巨樹はないが、個性豊かな巨樹揃いの県でもある。その代表格が、井戸神社のカツラであろう。
 心癒やされる、カツラの代表の一本であろう。


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