坂戸市指定天然記念物
カゴノキ(鹿の子木)


この樹木は、正式名称が判明するまで「なんじゃもんじゃの木」と呼ばれていました。
昭和59年に埼玉大学の永野教授の鑑定により、 学名をクスノキ科に属する「カゴノキ」で、名称は「鹿の子木」と判明しました。
この樹木は、暖地性の常緑喬木で、沖縄、九州、四国を中心に 分布している樹木で、関東以北ではほとんど生育していない、植生上も貴重な樹木であることがわかりました。
樹木の名称の由来は 淡褐色を帯びた樹皮が、円形に点々と剥落し、この部分に次々と白い木肌が現れます。この様子が、鹿の子の斑点と同じように見えることから この名称が付けられたと考えられます。
樹木の規模は、樹高15メートルを測り、樹齢千年といわれていますが、樹木医の診断では 八〇〇年程とされています。

平成十五年十二月
坂戸市教育委員会

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多和目の鹿の子木



 

多和目の鹿の子木
指 定 坂戸市指定天然記念物
指定年月日  
所在地 埼玉県坂戸市多和目 天神社
幹 周 4.7m                ※1
樹 高 15m
樹 齢 800年
解説板 あり                 詳細
樹勢等 大枝枯損も健全
特記事項    
幹周(実測) 5.1m
樹高(実測) 14m
お勧め度 ☆☆☆☆ 
到達難易度       下車後すぐ
撮影日 2005年4月11日

巨樹を巡り始めた本当の最初の頃、1988年頃に訪問したきりでしばらく行っていなかった木だった。
現地は当時と全く変わりが無く、神社も当時のままであった。このところの日本の変わり様といったらすさまじいもので、なんだかほっとするのが本当のところだった。
17年ぶりの対面であったが、ひっそりと静まり返った神社境内で何にも邪魔されることも無く、自由奔放に成長する姿には正直安堵した。開発が進む首都圏では、余りもの環境の変化に弱っていく樹たちが多いからだ。
かつてこの神社には多和目の大杉という国指定の天然記念物があり、かごの木のすぐ脇に大杉の遺伝子を受け継ぐ2代目がすくすくと成長している。
かごの木はクスノキ科の樹木で、南方には結構な大きさのものも存在するが、北関東でこれまでの大きさに育ったものは希有な例だろう。各地で呼び名も特徴があり、こがのきと呼ばれたり、この木のように鹿に見立てて「鹿子木」と呼ばれる例もあるようだ。

※1 環境省調査による
※2 現地解説板による

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