市指定天然記念物
熊野神社のけやき

昭和四十七年四月六日指定


 熊野神社は、文化七年十一月紀伊国熊野権現より分身祭祀したといわれ、このときすでにこのけやきは、神域の象徴であったといわれます。
 四方に伸びる枝張りの構成もみごとで、目どおり六米四十糎、樹高三十五米、枝張り二十五米もあり、地表十米附近より六本の枝にわかれています。
 枝そのものも樹幹の相をみせて、樹勢、樹肌もよく、旺盛な感じをもつけやきで、樹令約六〇〇年を推定することができます。
 古くから、干魃の際は氏子総出で、「ぼんぜん」と称する幣を、樹上にゆわえ雨乞いをしたので、土地の人々は、雨乞いのけやきとも呼んでおります。

秩父市教育委員会
熊野神社 

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熊野神社のケヤキ




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熊野神社のけやき
指 定 秩父市指定天然記念物
指定年月日 1972年4月6日 
所在地 埼玉県秩父市太田1320
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 樹勢にやや翳り?
特記事項   
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ☆☆☆     下車後すぐ
撮影日 2009年4月13日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周    6.4m   6.40m   7.38m
樹  高     35m     35m     27m
樹  齢  300年以上    600年   
実測詳細 高地面より地上1.3m部分を計測 

熊野神社のけやきは、秩父市の北方、皆野町との境にほど近い太田地区にあるケヤキの巨樹である。
付近一帯は、太田たんぼと呼ばれる秩父地方で最大の穀倉地帯で、熊野神社の鳥居から南側一帯は見渡す限りの田んぼで埋め尽くされている。その穀倉地帯の北の端、背後を赤平川が流れ、長閑な田園地帯のまっただ中にケヤキがある。
社叢林もほとんど無く、ケヤキだけが社殿前に傾いて立っている。
かつては5本ほどの大支幹に別れて生長していたようであるが、現在までに数本が伐採されてしまい、2本の主幹が現在も生き延びている。そのため樹冠は狭く、見た目も少々寂しい感じがする。
一部樹皮も剥がれ落ちており、けっして樹勢はよいとは言えないだろうか。
斜めに傾いた幹を支えるために根張りは力強く、見応え充分であるが、土壌の硬さは如何ともしがたい。
これを改善できたなら、樹勢も変わってくると思うのだが・・・
かつては雨乞いにも担ぎ出されたようで、地域住民の心の拠り所のケヤキであったようだ。


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