ビャクシンとしてはけっして巨樹というわけではないのだが、古来より有名な巨樹として広く知られた存在である。
その証明に、かなり古い時代に埼玉県の指定を受けていることからも知ることができる。
左巻きに頭頂部までよどみなくねじれて成長する姿はまさに奇木と言っても良いだろう。それでいて、直幹として真っ直ぐ伸びているのだから不思議な木である。
ビャクシンは多少なりともねじれて成長するものも少なくない。
神奈川県湯河原の成願寺のビャクシンもねじれて生長するが、ここまで盛大にねじれてはいない。
解説板も三十数年前のものが現役で頑張っているが、そこに表示してある数値と比較するとかなりの生長が確認できた。
33年後の2009年では、幹回りで83cmもの生長が確認できた。ビャクシンとしては相当な生長と言えそうだ。
ビャクシンのある石上神社は成願寺2号墳(石上神社古墳)と呼ばれる前方後円墳の上に位置し、拝殿は前方部に位置しているようだ。東側の小高い高まりが後円部であろうか。
かなりの規模の前方後円墳とみられ、古墳も大好きで良く見て回っているので年甲斐もなく大興奮してしまったのは内緒である。
夕暮れ時の訪問だったこともあり、色温度の高い何とも見にくい写真となってしまった。近いうちにリベンジする予定である。