日本広しといえども、里に存在し、車から降りてすぐにこれだけの大きさのカツラを見られる地は、そうそう無いであろう。
その中でも、身が締まった堂々たるカツラという意味では、この木の右に出るものはないかも知れない。(里限定では)
基本的にカツラは山奥の源流部の木であり、里にこれだけの巨木があること自体驚きである。
2007年に16年ぶりに訪れたのであるが、かつての印象とはかけ離れ、かなり傷みが進行したように見える。
補修の跡も痛々しいのだが、やはり枝数の減少が何とも悲しい。
水を好むカツラとしては、付近に水の流れがないのも影響しているのであろうか、かつてはおそらく小さな水の流れが根元にあったと想像されるが、現在の池の浸透水だけでは心許ない。
新しい建築工事や、鉄道による長年の影響などが災いしているのかも知れない。
山地から平地への移行地点に成長しており、立地条件としてはこれ以上ないところであるが、やはり地下の水脈の減少が影響しているようである。