1990年に訪れたときの印象があまりにも悲惨だったのだが、15年経って再訪問してみると、かつての悲惨な印象はかなり薄れたようだ。大きな枝が落ちたあとの修復もなされ、かつてのやっつけ仕事のような真鍮版も取り除かれており、スギ本来の迫力ある姿を取り戻しつつあるようだ。
やはり幹周10mを超えるスギの迫力は満点であることを、このスギによって再確認した。
訪問時は高校生が30名ほど訪問しており、皆それぞれに感嘆し歓声を上げながら見学していた。時代や世代が変わっても、素晴らしいものは普遍であるようだ。
高校生らが去ってからの撮影となったが、当日は生憎の雨。
レンズに雨粒が落ちてくる最悪のコンディションであった。しかし、それが功を奏したのか、木肌は深みのある色合いとなり、しっとりとしたスギの表情を写し撮ることができた。
平成4年からは樹木医による集中的な治療が行われているようで、その効果が現れてきているのは何とも嬉しい限りである。
大げさな木道が多い中で、ここの木道はスギと程良くマッチしている印象を受ける。
※1 環境省資料による