この木の前は何度となく通過しているのだが、立ち寄ってみたのは実に13年ぶりのことであった。
当時の記録を見てみると幹周り7.45mとなっているが、2005年には8.16mにまで成長している。計算してみると年に約1cm幅の年輪を刻んでいることになる。
昭和時代から現在に至るまで3回の火災にあっているという。昭和の頃には落雷、平成に入ってからも不審火で燃えてしまったというのだ。幸い東側の空洞部分を焼いただけで済んだようで、現在では形成層が空洞を覆い始めているので、内部にウレタン処理をしてあげると、さらに回復に弾みがつくのであるが。
境内には他にも大きなケヤキがあるが、住民に聞いてみると100年そこそこのものだという。
神奈川に住んでいる頃、地元の日枝神社の森に何度も通ったが、古老に聞いても「50年経っても全くケヤキの大きさは変わらないよ」などと言っていた。この成長の差はいったい何なのであろうか。
※1 環境省資料による