熊野皇大神社のシナノキ

樹齢八百余年といい伝えられている。
 信濃には、この木が多く一説には、「信濃は科野なり」ともいわれる。
 シナノキは、日本特産の産地にはえる落葉高木で、樹皮はせんいが強いので布・なわなどの料に用いられた。
 シナは、「結ぶ」・しばる・くくる」という意味のアイヌ語からきたものである。

        (長野県指定天然記念物)

         軽井沢町教育委員会
         軽井沢町文化財審議委員会

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熊野皇大神社のシナノキ




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熊野皇大神社のシナノキ
指 定 長野県指定天然記念物
指定年月日 1991年8月15日 
所在地 長野県北佐久郡軽井沢町峠町碓氷峠1
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ★★☆☆  下車後徒歩5分ほど
撮影日 2007年11月7日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   5.70m     6.04m
樹  高     11m       14m
樹  齢  300年以上    800年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

軽井沢の市街地東方の山上に熊野皇大神社は鎮座している。
かつては碓氷峠を越えると頂上が神社であり、必ず熊野皇大神社を詣でてから軽井沢の町へと、または横川へと下っていった要所でもあったのだ。神社の歴史は古く「古事記」「日本書紀」の頃にまで遡ると聞くから、大変な古社なのである。
 碓井峠の標高は約1200mもあり、横川の標高が387mであることから、中山道の中でも最大の難所であった。
現在では長野県と群馬県の県境が神社の真上を通っており、まさに鳥居の中心を県境が貫き、参道も右は群馬、左は長野というように、きっちりと区画されて県境が引かれている。
 シナノキは拝殿左奥にあり、3mほどの古墳のような土盛りの上に生長しており、主幹を失った少々痛々しい姿をしている。
主幹内部も空洞があり、見るからに古木といった雰囲気を醸し出しており、参拝を終えた方も感心しつつシナノキを眺めているのが印象的だ。
 神社前の道路を渡り、小高い丘の上に立つと絶景が広がる。噴煙たなびく浅間の勇姿を見るのにはうってつけで、神社に訪問したなら是非とも立ち寄ってみられるのをお勧めしたい。
 信濃の語源ともなったと伝えられるシナノキ、さすがに長野にはシナノキの大木が多く、木島平村には日本最大と言われるシナノキがある。寒冷地を好む樹種でもあり、碓氷峠頂上も過酷な気候であることを知ることができる。


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