市指定記念物(植物)
文化財保護条例第5条の規定により左記の通り指定する
   記    
一、 種 別  記念物(植物)
一、 名 称  天神宮のケヤキ
一、 所在地  上田市 岩下一一七番地
一、 指定年月日 昭和五十二年三月十二2日
 東西に並ぶ二本のケヤキの大木は、東側が樹高約十二メートル
目通り周囲一〇.八メートル、西側のそれが約一三メートルと一〇.五メートルである。
 いずれも樹幹中心に落雷の跡が歴然としており中央部は空洞化しているが まわりの樹皮が発達し成育している。
 東側の一本は根本から独立した一つの幹があり、その目通り周囲は三.3メートル、樹勢も旺盛である。
 この二本の大木は推定樹令が千数百年として市内でも最古の大木と考えられるところから、貴重な存在である。   保存上の注意
○樹木の周囲では喫煙、たき火等を厳禁する。
○ 樹木を大切に保護すること。
○ 許可無く現状を変えないこと。

    昭和五十二年三月
    上田市教育委員会

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天神宮のケヤキ





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天神宮のケヤキ
指 定 上田市指定天然記念物
指定年月日 1977年3月18日 
所在地 長野県上田市岩下81−5
解説板 解説板あり   詳細を見る     
樹勢等 良好
特記事項 二本のケヤキからなる  
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆  下車後すぐ
撮影日 2005年6月24日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   10.8m   10.8m  11.06m
樹  高     12m     12m     21m 
樹  齢  300年以上 1000年以上   
実測詳細 地上1.3m部分を計測

国道18号線で小諸方面から上田市に向かう途中、信越本線を挟んで南側に大きなこんもりとしたケヤキの森が見えてくる。
「天神宮のケヤキ」(岩下のケヤキ)である。
半円形の丸い樹冠で田んぼの中に立っているので、国道からもすぐにそれと分かるほどの存在感である。
岩下の集落には面白い言い伝え(後述)があり、そのときに付いた手形やへその跡がくっきりと残る、伝説を知っているとよりいっそう興味深く見ることのできるケヤキである。

 このケヤキには何度も訪ねているが、いまだに解けていない謎が自分の中に存在しているのである。
地元の言い伝えによると、かつてはとんでもない大きさのケヤキで背も高く、遠く離れた田んぼにまで影を落とすということで、邪魔な存在として近隣の集落では思われていたそうである。
もし、現在東西に分かれていた幹が一本として生長したものだったとしたらどうなのだろうか・・・。
幹の周囲は20mにも迫る日本最大のものとなり、樹高も50mほどはあったと考えても良さそうである。
岩下の集落には落ちてきた雷様をとっ捕まえて、もう二度と落ちないと約束させてから空に帰したという言い伝えも残るが、二本の株ともに、確かに落雷によって火災に遭った痕跡がはっきりと残っている。もしかして3株の集合体のケヤキだったのかもしれないが、現在の根の状態を見ると、確かに東西の幹はお互いにつながっていたとみてもおかしくない状況であろう。
大きさは東の根を張った株が実測で、幹周 11.06m 樹高が21m。 大きく空洞を開いた西株が幹周9.81m 樹高 19.5mである。
現在でも火災の痕跡はくっきりと残っており、それほど古くない時代にも落雷があったことが分かる。
周囲が田畑のため独立木と言ってもよく、雷の落ちやすい環境が災いしたのであろうか。

 国道18号線沿いにはケヤキの大木が目白押しで、上田市〜佐久市にかけては幹周10m前後のケヤキを見るにはもってこいの場所である。
同じ長野県でも伊那谷南部にはケヤキが少なく、好対照である。
イマイチ注目度には欠けるが、なかなか興味深いケヤキの一本であることは間違いなさそうである。


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