平地にあるイチイの巨樹としては、かなり南限に近いものであろうか。これよりも南にもイチイはたくさんあり、九州山地でも大きなイチイが確認されている。
しかし、平地にある巨樹ではこの樹がもっとも南に位置するであろう。
イチイは成長の遅い樹で、もし北海道にこの樹があるならば樹齢2000年といってしまっても大げさなことではない。ただ、一般のスギやケヤキなどのように、北へ行くほど寸詰まりの印象が拭えないのとは対照的に、イチイは南にあるほど成長が芳しくないようだ。詳細は解説板の通りだが、北海道ではあれほど大切にされるイチイも、本州では手厚い保護が受けられないようで残念だ。十数年ぶりの訪問であったが、樹勢は当時と変わらないようでひと安心だ。
※1 環境省資料による