日南市飫肥の東方約4kmにあるクスの巨木。
九州内に見られるような顕著な根張りを持たず、どちらかというとスマートなイメージを抱かせるクスである。
このクスの特徴は、南側の根元付近にムクを抱え込んでいることで、クスの締め付けによりムクはほとんど成長できずにいるが、現在でも健気に生きているのである。
かつてはこの神社自体がクスの巨木林だったとされ、その切り残しがこのクスノキだと言われている。
かつては樹勢も旺盛であったが、平成5年あたりから害虫が発生し、樹勢が急激に衰えたそうである。
これに対して平成14年から樹勢回復の治療が施され、現在養生中であるとのこと。
大きな枝をかなり失ってしまったが、残っている枝には葉が健全に茂っており、これからは徐々に回復していくものと考えたい。