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十輪寺の樅の木




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十輪寺の樅の木
指 定 都城市指定天然記念物
指定年月日 1986年3月7日 
所在地 宮崎県都城市山之口町山之口
解説板 あり   
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆  下車後すぐ
撮影日 2016年1月1日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周 5.40m 5.40m 5.65m
樹  高 20m 20m 14.5m
樹  齢 200-299年 400年   
実測詳細  

古くは、この地に桂昌山地蔵院十輪寺と呼ばれる曹洞宗の寺院があったとされていますが、現在は寺院の跡形も存在しません。
 唯一モミの巨木の周辺に墓地が残るのみで、高台に位置しているために眺望が素晴らしい地となっています。
 その墓地の入り口にでんとばかりに腰を下ろしているのが、九州では有数なモミの巨木となる十輪寺の樅の木です。
 かなり生長をしきった段階で主幹を失ったものと思われ、モミとしては独特の樹形を保って立っている状態です。
 幹の太さからすると、かつては50m近い雄大な樹形を誇っていたものと思われますが、大風か落雷か原因は分かりませんが、何かしらの原因で主幹を失ってしまうという、この木にとっては致命的な事件があったのだと思われます。
 やがて傷も癒えかけ、主幹が折れた先端部分からも小さな芽が成長し始め、現在見られるような樹形に至ったのだと思います。
 現在ではけっして樹勢も悪くなく、特徴ある樹形のモミとして全国にも知られた存在となっています。
 樹高が低いために下枝の成長度合いが凄まじく、横に大きく張り出し葉の量を維持している状態。その為に自らの重量で大きく下方にしなり、遠望すると枝垂れているようにも見えてきます。
 頂部の幹のさらなる生長が待たれるところですが、この特徴ある樹形も、このモミの見どころの一つと言えるでしょう。
 なかなか元気で味わいのある、お勧めのモミといえそうです。


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