本堂に向かって左手の斜面にあるツブラジイの大木。もともとシイノキは関東北部までが自生の北限であり、このシイノキは人の手により植裁されたものだといえるであろう。
根元の土が流れ出て、大きく根が露わになっている。シイノキの古木に見られる板根の発達も顕著で、寒冷なこの地でよくぞここまで成長したものと感嘆せざるを得ない。新潟県の同じ緯度にスダジイがあるが、こちらは巨木とはいえず称名寺のシイノキは飛び地的な貴重な分布といえるであろう。
97年訪問時には樹齢600年と記されてあったが、最近の文献によると700年へと変更になったようである。
※1 環境省資料による
※2 現地解説板による