宮城県の巨樹 全国の巨樹 全国ケヤキ一覧 東北のケヤキ 樹種別一覧 HOME 森の巨人100選

嘉右衛門山の逆さケヤキ




他の写真を見る                                                

嘉右衛門山の逆さケヤキ
指 定 宮城県指定天然記念物
指定年月日 2005年5月10日 
所在地 宮城県白石市大平中目字梨ノ木平山
解説板 2枚あり   
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★★★★
到達難易度 ★★★☆☆  下車後林道を15分
撮影日 2017年7月21日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周 8.00m 8.00m 8.48m
樹  高 23m 22m 23m
樹  齢 伝承800年 350年   
実測詳細  

 今回(2017)で3回目の訪問となる、東北のケヤキの名木。
かつては白石市側の大平地区からとんでもない悪路を上り、車は傷だらけになりながらアクセスしたケヤキだった。おまけにケヤキ近くの悪路ではスタックして車が動けなくなることもあったほど。
 今回は小原温泉側の国道113号線側からアプローチをしてみた。
山の尾根までは道は細く曲がりくねった林道であるが、なんとか舗装はしっかりとしていた。頂上の台地よりダートとなるが、これは快適な申し分の無い林道である。とはいえ乗用車の方には要注意の道であることに変わりないが。
 わざわざケヤキのための駐車場らしき路側帯も儲けられており、ありがたく利用させていただいた。
ここからはケヤキまで15分ほどの行程である。
 ケヤキ近くの三叉路、かつては下からエンジン音を唸らせながら上ってきた道であるが、もうすでに草が繁茂し通行不能の状態であった。上の道が整備されたことにより、通る車がなくなったのだろう。まあ、自分を含めてこれほどまでの悪路を走るヤツは、年に数人だったのであろうが・・・・・・・・・

 ケヤキは変わらずに圧倒的な広大な樹冠を持ち、急傾斜地に気持ちよさそうに立っていた。
 これだけの山中にありながら下草刈りもしっかりと行われており、
地元の嘉右衛門山けやきの会の方々には感謝である。
 ケヤキは明らかな合体木であり、お互いに干渉し合わないよう外に外にと生長した結果が、現在見られるような広大な樹冠を持った樹形となった原因であろう。
 南北に約40m、東西にはなんと50m近く枝を広げており、こんなケヤキは全国どこを探しても存在せず、通常のケヤキではあり得ない枝張りの大きさである。
 クスノキにも匹敵するような広大な樹冠、これだけでこのケヤキの価値は決まったようなものだ。
 Googlemapを見ても、はっきりそれと分かるほどであるから、その広大さは推して知るべしである。
 樹勢もすこぶる旺盛で、目立った傷みもほとんど無い。
 環境省のデータでは樹齢800年とあるが、やはりこのケヤキの樹齢はまだまだ若く、解説板どおりの350年が妥当な線だろう。
 合体木であるが故に、生長も一本のケヤキに比べると圧倒的に早いはずであるためだ。
 周囲も湿潤した雰囲気で環境も抜群、傾斜地にあるため水はけも良いだろう。人による踏圧もほとんど影響なく、思う存分枝葉を広げて太陽を一杯に受けている姿を見て、こちらもなんだか清々しい気分になれる貴重な巨樹。
 簡単には行けないケヤキであるから、縄文杉などと同じで到着した際の満足感が感動を増長させてくれているようだ。
 このケヤキは、巨樹好きであるならば是非一度は足を運んでおきたい名木と言えるであろう。できれば雨、もしくは霧の中が幻想的で良いと思う。


戻る