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雨乞のイチョウ




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雨乞のイチョウ
指 定 国指定天然記念物
指定年月日 1968年11月8日 
所在地 宮城県柴田郡柴田町入間田町字雨乞
解説板 あり   
樹勢等 良好
特記事項 全容が分からない雄株の銀杏  
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆  下車後すぐ
撮影日 2017年7月21日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周 11.50m 11.00m 13.77m
樹  高 36m 31m 39m
樹  齢 伝承700年 600年   
実測詳細  

 今回の訪問は、遙か昔の1997年に訪問してから20年ぶりの訪問であった。
 イチョウまでは舗装されてはいるが、曲がりくねった山道となる。
以前の周囲の雰囲気とは打って変わって、山の上の小さな集落ながら真新しい新築の家が建ち並び、イチョウの周囲もすっかり様変わりしてしまった。
 駐車場も完備され、トイレまである。銀杏館と名付けられた東屋まで建てられ、いかにこの雨乞のイチョウが周囲の住民から大切にされているのかが伝わってくるようだ。

 イチョウはというと相変わらずの勢いの良さを保っており、あまりもの繁茂ゆえ、ほとんどその全容を見渡すことができないほど。
 北西側からは、何とかその全容と樹形を知ることができるが、繁茂の旺盛さから幹はほとんど見ることができない状態だ。
 それほど樹勢は旺盛で、20年前の実測になるが13.77mもの大きさを誇っていることが分かった。
 しかし、この際崖などに阻まれてかなり無理して計測したために、メジャーが巻き戻せなくなったことがある。
 その奮闘ぶりを眺めていたイチョウの裏手の家のお婆ちゃんが見かねたのか参戦してくれ、エイヤッ!とばかりに引っ張るとメジャーがブチッと切れてしまったのだ!
 これには二人で大笑い・・・・・・・・今回は、その当時の苦い思い出が鮮烈に蘇ってきたのは言うまでもない。
 さすがに巻き付いていたメジャーはすでに消失していたが、今回は計測を断念・・・・・というか、どう考えても一人では計測不能な状態であった。こんな計測困難な木まで測っていた当時の若さとバイタリティが、何とも羨ましい限りであることを感じた瞬間でもあった。

 道路側から眺めると、数多くの気根が生長しているのを見ることができる。雨乞(あまご)の名称からも、このイチョウに雨乞の願掛けでもかつては行われていたのであろうか。
 山を下り、仙台平野からもこのイチョウの梢を望むことが可能であった。
 訪問するならば、是非とも11月後半の黄葉時、または葉のすっかり無くなった冬場がお勧めである。これだけの大きさを持つイチョウである、黄葉時の素晴らしさは是非とも見てみたいものである。
 イチョウの袂には、雨乞のケヤキと名の付いた大ケヤキも存在する。併せて訪問するのが良いだろう。


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