JR東海紀勢本線相可駅から東へ約3kmほど、津田小学校の近く櫛田川のほとりに津田神社があり、その御神木がこの杉である。
付近は数キロにわたって平坦な櫛田川中流の沖積地で、周辺は田畑が多く、目だった森もないことから、遠方からもよく目立ち、まず間違えることなくたどり着けそうである。
解説板にあるとおり、この付近では最大のスギと言えるものであろうか。
根張りが雄大で、一本の小杉を抱いた状態で成長を続けている。
独立木にしては枝の乱れが少なく、ほとんど雷や大風の影響を受けていない綺麗な姿をしており、地域のシンボル的な存在とも言えそうだ。
どういう訳か根元には数多くのハグロトンボが飛んでおり、近づくとどこかへ飛んでいくが、人がいなくなるとすぐに舞い戻ってくる。
ハグロトンボにとって、このスギの樹冠の下は生活に欠かせない薄暗い好条件の地であったようだ。
いつもでもこの環境が保たれるよう期待したいところである。