JR紀勢本線佐奈駅の南西約1.5kmの前村集落にあるクスノキの巨樹。中央構造線のほぼ真上近くに立地している。
国道42号線の旧道沿いの町外れに立っており、道路を通したことにより根元を少々埋め立てられているようにも見える。
かつては佐奈川の河岸段丘斜面に立っていたものと思われ、かつては結構な急斜面に立地していたようだ。
クスノキの側には佐奈川へと流れくだる小さな支流があり、根元の水分の供給に関しては心配のない立地であろうか。
クスノキの根もとには大楠神社が祀られており、地域の人々からは「おぐす」と呼ばれ親しまれている。
樹冠もほぼ完全な形を保っており、枝振りに若々しさを感じさせる勢いのある若い木である。
すぐ側には紀勢本線が通り、JR東海ご自慢のキハ85系を入れてクスノキと共に撮影するのも良さそうである。
撮影時は何とも長閑で、このまま一日ここでボォーっとしていようか?と思わせるような、心落ち着く場所であった。
クスノキは多気町内に広く分布し、町の木にもなっている。