15年ぶりの訪問であったが、かつて見たイメージとは違い迫力に満ちた姿であったのには少々ビックリ。
このスギの良さが分からなかったなんて、15年前の自分は何を見ていたんだろうと改めて考えさせられる訪問であった。
現在は合併して松阪市となったが、旧飯高町の森集落、国道166号線沿いにある黒瀧神社の御神木である。
松阪市とはいえ、かなり東西に長い市域になってしまったため、松阪と言われてもどうもぴんと来ないのが実感だが・・・。
森地域にさしかかると、国道沿いにこんもりと茂った鎮守の森が良く目立つので、黒瀧神社を見落とすことはまず無いであろうか。
黒瀧神社拝殿へと向かう石段脇にも幹周6mを越えるスギが数本あり、かなり歴史を持つ神社であることを知ると同時に、なかなか神聖な雰囲気を有する境内に厳かな気分になる。
夫婦スギは拝殿左手の斜面に成長しており、神社を見下ろすような格好で立っているが、どうやら合体木のようで、急斜面にあるため双方の幹とも身をくねらすような形で成長し、大きな根張りを有し、その巨体を支えている。
合体木は概して幹周の割に見栄えしないものが多いが、このスギは見応え充分で、地上5m付近にあるコブも双方の幹にあり、シンクロしているのも面白い。
お互いスギ同士で会話や意思疎通が図られている証左とも見られ、非常に興味深かった。
三重県では最大クラスのスギで、樹勢もまだまだ良好でいまだ成長段階にあるようだ。
次回の訪問も楽しみな一本である。