天然記念物 地蔵大マツの由来

伝説によると、蘇我氏と物部氏が仏教信仰を巡って対立し物部氏を滅ぽした。以来蘇我氏は、仏教以外の礼拝を厳重に禁止した。 そのため地蔵菩薩を信仰礼拝していた当地周辺の人々は、礼拝していた石像の地蔵菩薩をそばの堀に沈め、ひそかにこの場所を後世に伝えるため目印として、小さい松の木を植えておいたのがこの地蔵大松といわれる。
 享保十七年の夏、干ばつで稲作が枯死寸前となった時、地蔵大松の近くの湿地を掘り、湧水堀の工事中、地蔵菩薩が出土されたので享和二年八月大松のすぐそばに地蔵堂を建立し、お祭りしたものが現在に至っている。
 地蔵大松の幹の太さは六、七米・枝の張りは東西三十二米・南北二十六米・樹高は約二十米あり、他にあまり類を見ない巨木のため、三重県の天然記念物として指定された。

平成八年三月七日
   鈴鹿市西玉垣町自治会

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地蔵大マツ



 

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地蔵大マツ
指 定 三重県指定天然記念物
指定年月日 1996年3月7日 
所在地 三重県鈴鹿市西玉垣町5536-1番地 
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 全国でも貴重なクロマツの巨樹  
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆  下車後すぐ
撮影日 2008年7月20日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周     6.70m    6.78m
樹  高       20m   14.5m
樹  齢         
実測詳細 地上1.3m地点を計測 

よくぞ、この時代にこれだけのクロマツが残ったものだ。
その迫力と存在感には感心せざるを得ないだろう。
西日本の名だたるマツがほとんど全滅の中で、このマツだけは何事もなかったかのように元気な姿を見せてくれている。
合体木かどうかの判断はつかないが、根元付近の幹は全体重を支えるために、極太寸胴の幹をうねりながら立ち上げている。
スギやクスなどと違い、マツでこれだけの太い幹は迫力満点だ。
かつて全国にこの程度の大きさのマツは、かなりの数が存在したが、現在ではデータベースで見る限り全国第3位のマツと言うことになるようだ。
自然のままの姿なのであろうか、それとも樹高が低いところを見ると人手が入っていたのであろうか。
全体的に盆栽仕立ての雰囲気で、樹高も14mと低いが、葉の茂り具合も問題なく青々としている。
現時点でマツクイムシの影響はほぼ受けていないようであるが、
周囲に住宅地も迫りつつあり、数m先まで住宅が建ち並んでしまった。
周囲を公園として管理しており、これ以上クロマツ近くに住宅が建設されることはないだろうが、この貴重な大クロマツ、是非とも末永く生き残って欲しいものだ。


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