三重県の巨樹 全国の巨樹 全国クス一覧 近畿地方のクス 樹種別一覧 HOME 森の巨人100選

引作の大楠




他の写真を見る                                                                    

引作の大楠
指 定 三重県指定天然記念物
指定年月日 1936年1月22日 
所在地 三重県南牟婁郡御浜町引作
解説板 あり   
樹勢等 大枝折損
特記事項   
お勧め度 ★★★★
到達難易度 ☆☆☆☆  下車後すぐ
撮影日 2018年1月22日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周 14.40m 15.70m 15.17m
樹  高 35m 31.4m 20m
樹  齢 伝承1500年 1500年   
実測詳細 高地面より1.3m上を計測 

  三重県最大のクスである。また、東海地方一の巨大クスノキとも言えるだろう。
 引作集落背後の急斜面というよりも崖に面するように立っており、北側が神社参道により4mほど埋もれた状態。その付近での幹周が14.4mであり、もし埋もれた部分を取り除いたのなら、どれだけの大きさなのであろうか。
 かつて、このクスノキは付近のスギとともに伐採される運命とされていた。
 この報を知った田辺市出身の南方熊楠は、当時、国の官僚であった柳田國男(民俗学者)に保護を依頼しに伐採の中止を働きかけるよう要請した経緯があり、そのお陰で現在もこのクスの勇姿を見ることができるのである。
 現在では根元を公園風に整備され、樹も気持ちよさそうに枝葉を広げているかのようである。
 平成2年には読売新聞社選定「新日本名木100選」にも選ばれ、一躍全国にもその名を知られるようになった。

 平成19年9月29日、東側に成長する大枝が折損してしまうというアクシデントに見舞われてしまった。
折れる前から、既に幹にはひび割れが存在していたことから対策を検討中であったが、残念ながら間に合わなかった。
 折れた幹があまりにも巨大なこともあり、撤去にはかなりの時間を要してしまった。このために著しく樹形を損なってしまったが、樹勢には大きな影響を与えずに済んでいるようで、現在でも元気に巨大な樹冠に葉を茂らす姿を見ることができるのは幸いである。
 この折れた大枝は樹下に設置されたテーブルなどに利用されて、実際に触れることもできる。
 また、田辺市にある南方熊楠顕彰館には樹皮を剥がされ、綺麗に磨かれた枝を見ることも実際に触れることも可能となっている。
 スライドショーに、その展示を掲載してあるので、是非参照いただきたい。  


戻る