京都の秘境、花脊にある日本有数のスギの巨木である。
この辺り一帯は北山杉が台杉状となって成長する独特の地だが、
峰定寺(ぶじょうじ)の御神木である三本杉は、見事な直幹のスギらしいスギであった。
環境省の報告値では3本の株立ちで、最大の幹は6.23mとなっている。
参考までに記載しておくと、3幹合計の数値は17.79mとなっているが、これは3本の幹周の合計値であり、本来の幹の太さとはまったく異なった意味のない数値である。
3本をひとまとめに計測すると、おそらく14mくらいの幹周りとなるであろうか。
寄せ植えして合体したかのような姿をしているが、地元では完全な天然杉であると言われているようだ。
特筆すべき点はその樹高で、実測値56.5mを計測した。
この数値は全国の中でも3本の指に入るもので、如何に花脊周辺がスギの成長に適している地であるかを証明している。
雰囲気といい佇まいといい、とてつもなく神秘的なスギである。