熊本県指定天然記念物

滴水のイチョウ

昭和53年6月9日指定

熊本県教育委員会
平成4年3月建


このイチョウは雄株で、幹囲14メートル、樹高は42メートルある。
 ここは竜雲庵というお寺があった場所といわれ、この木はその寺の境内に平家落人の墓標として植えられたものと伝えられている。
現在も阿弥陀堂がある。樹下には天文2年(1533)の銘をもつ戦国武将小佐井掃部頭の板碑をはじめ板碑、五輪塔がある。
 また、昔、門三郎という若者が、この木を切り薪にしようと考えたところ、夢枕に美女が立ち、切らないでほしいと頼んだ。この美女はこの木に住む白蛇の化身であったという伝説が残されている。


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滴水のイチョウ



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滴水のイチョウ
指 定 熊本県指定天然記念物
指定年月日 1978年6月9日 
所在地 熊本県鹿本郡植木町大字滴水
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 雄株  
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ★★★☆☆  下車後徒歩30分
撮影日 2007年10月9日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   12.5m   14.0m   11.6m
樹  高     35m     42m     34m
樹  齢  300年以上       
実測詳細 地上1.3m部分をヒコバエを避けて計測 

JR鹿児島本線植木駅より北へ約2km地点、木葉川を渡り上り坂にかかったあたりに周囲から抜きん出ている梢が見えてくる。
これが滴水のイチョウだ。(たるみずのいちょう)
その昔、滴水にやってきた平家の落人の墓標として植えられたものとも伝えられているそうである。
イチョウの立っている場所はかつての龍雲庵という寺跡で、現在も樹下に一宇の阿弥陀堂が存在している。
木を伐り倒そうとしたときに現れた白蛇の伝説や、夜間に拍子木が鳴ったという伝説も残っている。
5本の寄せ植えとの言い伝えが残るが、現在では幹同士が完全に癒着しており、まったくその痕跡は分からない。5株を寄せ植えするとすれば、1株くらいは雌株が混じりそうであるのだが・・・
雄株らしく直幹で樹高が高く、実測で34mを記録したのだが、根上がりが凄まじい。
故に幹周の計測は非常に難しく、裏側の高地面より1.3m上を計測して得られた値が11.6mであるが、測る度に違う値が出そうな感じである。
一応この値は九州内では4位相当の太さとなるであろうか。
重量感豊かな九州のイチョウの名木と言えるであろう。


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