おそらく九州では最大となるケヤキと言っても良いであろう。
ケヤキは東日本に巨樹が多く、伊那谷南部あたりから急激にその数が減り、関西以西ではまばらな配置となってしまう。
古い時代に寺院や築城などでケヤキの大材が必用だったからなのであろうか・・・・そうであるならば、非常に残念なことである。
そんな中、竹の熊の大ケヤキは幹周も12mを遙かに超え、全国的に見ても3番目程度の大きさとなる代表的なケヤキである。
また、その樹高も特筆もので、40mに迫らんとする背の高さは全国でも有数なものであり、解説板にもあるとおり、よくぞ危機を乗り越え現在まで残してくれたものである。
さすがに寄る年波には敵わないか、東側の幹には主幹が折損した痕跡が残り、他にも大きな枝を落としてしまっており、残る大枝は2本のみという状態となってしまっている。
樹皮も一部ボロボロの状態で、必死に生きているように映る。
樹木医による治療も施され、20年前に見たときより樹勢はわずかながら回復しているように見えるのは救いでもある。
同じ熊本県内には、同じく国指定天然記念物の「妙見のケヤキ」があったが、2006年に倒伏してしまい瀕死の状態である。
そういった意味からも、九州内ではとても貴重なケヤキの1本であり、これからも元気で成長することを願うばかりだ。
どういう訳か、環境省の巨樹調査からは漏れてしまっている。
近いうちに登録しなければならないであろう。