熊本県指定天然記念物
    正観寺の樟

   昭和38年7月23日指定

幹囲7.5m、樹高34m、根回り10.5mのクスノキで、主幹は地上10mのところで4本に分かれ、更に大きく枝を張りだしている。また、幹が赤みをおびているため、少し離れて見るとアカマツと錯覚するほどである。西側の枝は台風のため折れ、北側の枝の先端は腐食などのため切られているが、樹の姿は雄大で樹勢も盛んである。樹齢は約600年と推定されている。
正観寺は、かつてこの地で栄えた菊池一族の菩提寺で、興国年間(1340-45)に肥後守菊池武光によって創建されたものである。武光は、南北朝の戦乱時代に征西将軍宮懐良親王を奉じて活躍した南北朝の武将である。そして、このクスノキは、この菊池武光の墓標として植えられたものと伝えられ、樹下には天明2年(1782)に建てられた武光の墓碑がある。


熊本県教育委員会  (昭和63年3月 建)
 

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正観寺の樟



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正観寺の樟
指 定 熊本県指定天然記念物
指定年月日 1963年7月23日 
所在地 熊本県菊池市隈府 正観寺
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ★  下車後すぐ
撮影日 2006年12月30日
 環境省値  解説板値    実測値
幹  周    7.5m    7.5m   8.05m
樹  高     34m     34m     26m
樹  齢    600年    600年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

九州に訪問すると必ず訪れる菊池温泉。
市内のあちらこちらに巨木もちりばめられたように存在し、いつ行っても魅力的な町である。正観寺に大きなクスがあることは知っていたが、なかなか訪問できないでいたところだった。
菊池では正観寺を中心に囲むように東西南北に寺(五山)が配されており、まさに正観寺を中心に菊池の町が作られたと言っても良いのだろう。正観寺には菊池氏といえば第一に名が出てくる第15代菊池武光公の墓地があるが、かつてはこの大クスが墓標だったとも言う。
背後に大きな温泉ホテルが存在し圧迫感があるが、クスノキは自由奔放に枝を伸ばしている。
妙蓮寺の樟とともに菊池を代表するクスノキであるが、こちらの方が木肌も若々しく、時代的には新しく感じる。


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