90年代の初頭、まだ樹木医の名が知られる前にこの樹の治療が行われている。木の前にはピカピカに光った枝の輪切りが誇らしげに飾られていたのを思い出すが、2007年の訪問時にはすっかりと木材化となり、風景にとけ込んでいるのが印象的だった。
樹勢は根元付近の痛み具合とは裏腹に、結構良さそうでもあり治療の効果が出てきているようだ。
上に伸びる枝からは、みずみずしい若草色の葉が目に眩しい。
町中でこのクスの所在を聞いた際、「車では行かない方が良いよ」と言われたが、かつては車で入っていった記憶があり、ずんずんと入って行ってしまった。
やはり地元の方が言うとおり、とても怖い思いをすることとなってしまったのだが、地元の方の指示には従うべきだと、あらためて痛感させられる観樹行であった。