国指定天然記念物
藤崎台のクスノキ群

大正13年12月9日 指定

ここは、熊本市井川渕町にある藤崎八幡宮が明治10年まで鎮座されていたところで、藤崎台と呼ばれている。
 この神社は、平将門の乱の鎮撫を願って承平3年(933)朱雀天皇の勅願によって創建されたと伝えられており、この7本のクスノキは、神社の森として950年余り保護されてきた。
 その最大のものは、幹囲12m、樹高28m 樹齢はおよそ1000年、小さなもので幹囲7m、樹高20m、樹齢400年くらいと考えられる。
 いずれも幹は空洞となっているが、樹勢はなお盛んであり、これだけの巨木が7本も群生している例は他になく、貴重な存在である。
神社の移転後は軍用地となり、昭和35年には県営の野球場が建設されたが、保護柵が設けられ、今日に及んでいる。
夏の野球大会では、貴重な木陰をつくり、市民に親しまれている。

熊本県教育委員会(昭和63年3月建)

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藤崎台のクスノキ群




藤崎台のクスノキ群
指 定 国指定天然記念物
指定年月日 1924年12月9日 
所在地 熊本県熊本市宮内
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好 (一部不良のものあり)
特記事項 市街地まっただ中の巨樹  
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆  下車後徒歩5分
撮影日 2001年1月2日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周     12.0m   20.0m
樹  高       28m   22.5m
樹  齢     1000年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

かつて当地にあった藤崎八旛宮の名残で、7本の大きなクスノキが群生している。
外野席スタンドの後方にみられるこんもりとした森となっており、野球中継などでも必ず画面に映るので、ご存じの方も多いはずで、森の都・熊本の象徴のようになっている。
これだけの巨樹が群生しているのは全国にも珍しく、1924年に国の天然記念物に指定された。
球場が完成した際、幹を守るため周囲に保護用の金網が設けられたが、直接手で触れることができるように金網を撤去されたものもある。
最大のクスノキは根元付近の肥大と根上がり傾向を示しており、実測の幹周りは20mと、全国でも最大クラスのクスノキの一本であることが確認された。
人の出入りがほとんど無いため、幹には一面蔦が絡まり、古木然とした姿が特徴である。
最大の株は樹勢も良好のようであるが、隣にある第2の大きさを誇るクスノキは、近年上部の枝が枯れてきており心配されているところだ。


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