西豊永の天狗スギ(桃原のボタンスギ)

場所 長岡郡大豊町桃原熊野十二所神社
樹齢 約1,200年  樹高 31m  周囲 10,6m

(由来)
 1200年の昔、京都の巫女17人が捕えられ、土佐へ流された。
 そのうち幾人かは、阿波から京柱峠を越えて土佐に来たが、そこで熊野権現から出た山獄仏教と一緒になり、織物や薬草の知識をひろめ、また信仰地へ木を植えた。
 このスギは、その巫女が植えたものと伝えられている。大きな枝が根元から出ていて通直な魚梁瀬スギなどとは、まったく形質を異にしたスギである。

'85国際森林年記念     昭和63年6月
高知県緑化推進委員会・大豊町  

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桃原の牡丹スギ





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桃原の牡丹スギ (西豊永の天狗スギ)
指 定 大豊町指定天然記念物
指定年月日 1990年4月29日 
所在地 高知県長岡郡大豊町桃原熊野十二所神社
解説板 あり     詳細を見る 
樹勢等 良好
特記事項 社殿裏にそびえる合体木  
お勧め度 ★★★★
到達難易度 ☆☆☆  下車後すぐ
撮影日 2010年1月1日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   10.6m   10.6m  11.77m
樹  高     31m     31m     38m 
樹  齢  300年以上   1200年   
実測詳細 高地面より地上1.3m部分を計測 

国道32号線が香川から高知県大豊町に入って間もないところ、桃原地区の集落が山の中腹に見えてくる。
 心細いようなつづら折れの山道を進むと、桃原の集落に行き当たる。山の斜面になぜこのような集落が・・・・・と感じてしまうが、四国ではごく当たり前の光景なのである。
 この桃原地区に熊野十二所神社はあり、駐車場の脇の斜面にあるひときわ大きな盆栽仕立てのようなスギが牡丹杉である。
 1200年もの昔、京都から流れてきた巫女達が植えたものが生長していったものとされているようだ。
 大豊町といえば「杉の大スギ」があまりにも有名だが、その他にもスギの名木が数本存在しているのだが、あまり知られていないのは残念である。
2010年の元日、そんな牡丹杉と約20年ぶりの再会を果たした。
 かつてはスギの周囲は全く手入れがされておらず、誰も見に来ないような雰囲気で、根元まで行くのにも憚れるような雰囲気であったのだが、やはり約20年もの歳月が流れてしまうとすっかり変わってしまうものである。
早速計測に取りかかり得た値が幹周11.77m。樹高は38mであった。もうこの数値だけで全国的にも第一級の大杉なのであるが、杉の大杉の影響が大きすぎるのであろう、やはり影の存在の感は否めない。
一般のスギとは雰囲気が異なり、盆栽のようなもこもこした葉が特徴で、見ていても飽きのこないなかなか味わい深い樹形である。
 このスギも他の市町村に存在していたら観光の目玉とも成りうるほどの名木であると思うのだが。
 呼び名は一般的に牡丹スギと呼ばれているようで、スギの所在を聞く際に、天狗スギはどこですか?と聞くと、地元の方はわからないようであった。 
 道路からはスギが全く見えず、神社への案内板も全くないので探し求めるのは至難の業であろうと思われる。


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