宿毛市南部の小筑紫町伊予野にあるイチョウの巨木である。
小筑紫の集落からは少々離れており、ひとつ山を越えた伊予野川沿いに開けた伊予野集落のはずれにある。
周辺は開けているにもかかわらず発見には少々手間どり、立ち話をしているご老人に聞いてようやくその所在が分かった。
根元は広大なゲートボール場と化しており、西側からは何も邪魔する物無く眺められるが、他のさん方向からは視界が遮られてしまう。全体像を撮るには、ただ一点方向からだけの撮影であった。
ゲートボール場でもあるので、落ち葉などの管理は徹底されているようだが、木の管理はあまり誉められたものではない。
イチョウにツタが巻き付いており、頭頂部までのほぼ全体を覆い尽くしている状況であり、葉の無い冬場の訪問であったので、それが余計に目に付いてしまった。
ヒコバエの生長も盛んなようで、新しいヒコバエが数本、勢いよく上を目指して伸びている最中でもあった。
冬場の訪問なのではっきりしたことは分からないが、幹の下の部分に小枝の大半が集中しており、上部に行けば行くほど枝の数が少ないように見えてくる。
着生植物にやられてしまったのか、それとも根元付近の養生が不十分なのか、少々心配させられる状況でもあった。
もう少しでも良いから管理が行き届くと、充分に見栄えのするイチョウだと思われるのだが、現時点では可哀想な雰囲気の中という感が強い。