昭和初期の資料によると、日本でもっとも背の高いクスが蓮池の樟であるという。その高さ50m!
同じようにもっとも背の高いケヤキが福島県三和にあるケヤキで55m。当時は実際に現地に赴き計測することは困難であったろうから、送られてきた資料をそのまま掲載するしかなかったのであろう。しかし、高さ50mと報告されているのだから、現存しているクスでもあり是非とも見てみたかった一本である。
結果から言うと、なかなかやはり背の高いクスであるということ。少々身をくねらせながら伸びているが、この太さでは希に見る直幹のクスといっても良いだろう。国道からやや離れた所に位置し、周囲を畑などで囲われているのも幸いしてか樹勢は旺盛のようだ。
反面、藪蚊の攻撃には閉口した。2回訪れているのだが、2回ともまともに写真を撮れなかった。身体を刺すのは我慢するが、カメラのレンズの前や、ボディーの周りに群がってくるのには参ってしまった。レンズの前の奴はどうしても写真に収まりたいらしく、追い払っても追い払っても退いてはくれなかった。仕上がりのポジを眺めても超ドアップの蚊が写っているものが半数近くを占め、悔しいのを乗り越え、おかしささえこみ上げてくるのであった。
今となっては良い思い出かな。
※1 環境省調査による
※2 現地解説板による