遊行寺は神奈川県藤沢市にある時宗の総本山である。
遊行寺(ゆぎょうじ)と地元では呼ぶが、これは通称であって、本来の名称は「藤沢山無量光院清浄光寺」だそうだ。
広大な境内の駐車場脇にイチョウはそびえ、解説板にあるとおり折損の影響のため樹高はあまり高くない樹形だ。
かなり横に広がった樹形に見えるのが特徴と言えそうで、根元の周囲にはぐるっとベンチで囲まれており、その木陰の中のベンチに次々と人が訪れては去っていく。
樹勢は旺盛で、樹下に入ると陽射しが完全に遮られるほどの旺盛な繁茂を誇っている。
幹の一部に乳(気根)が見られるが、その数はあまり多くなく、どうやら樹齢も解説板にある数の少ない数値に近そうである。
境内には散策する人、絵を描く人、学生など絶え間無く人の往来が多くあり、藤沢市民の憩いの場となっているようだ。
感心したのは解説板の力の入れようで、ここまで詳しくイチョウについて言及している解説板は他に見たことがない。
一部論争が起こりそうなことまで書いているが、私的には感動ものの解説板であった。
藤沢市民の文化度の高さを感じさせるものであったと言っておこう。