秦野市駅の南西約300mほどのところにある八坂神社、駅のすぐ近くにあるとは思えないほどの長閑な環境にある。
神社の周囲だけ開発から逃れたかのような雰囲気である。
ムクノキの巨木は拝殿の右手前に立っており、かなり痛々しい姿をしている。ほとんどの部分で樹皮が剥がれ落ち、南側の樹皮の一部だけで生き延びている様子である。
北側の空洞内に子孫とおぼしきムクのような若木が生長しているが、地元の方に伺うとこのムクノキの子孫ではなく、残念ながら何も関係のないケヤキとのこと。
冬場に訪れたので樹種は確認できなかったが、どうも根の様子から見るとムクのようでもあり、今後のケヤキかムクかの確認作業が必要であろう。
とりあえず周辺の宅地化は一段落ついている様子で、神社周辺の開発の気配は無さそうで安心である。
ほとんど無名に近いムクノキであるが、関東地方では貴重なムクの巨木であり、今後も長いこと健在であって欲しいものだ。