源氏は鎌倉を拠点として幕府を開き鶴ヶ岡八幡宮を建立するが、それまでは鶴嶺八幡が源氏の信仰の中心だった。
松並木に覆われた800mの参道が存在し、この神社がかつてはかなりの勢力を有していたことを知ることだろう。
イチョウは拝殿に向かって右側に立っており、幹表面の凹凸が密で、イチョウでは珍しい樹皮だ。
これは成長段階でヒコバエが発生し、それが互いに癒着しながら成長したためだと伝えられる。
全体的に丸みを帯びた樹冠をもち、10年ほど前に樹木医によって上部の枝打ちが行われたために現在の形となったそうだ。
神奈川県内においては最大のイチョウとなり、樹勢も申し分なく、まだまだこれからも成長していきそうな勢いのあるイチョウである。現在では完全に市街地に飲み込まれてしまったが、鶴嶺八幡神社は都会の中のオアシス的な存在の神社といえそうだ。