鶴嶺八幡の大イチョウ

昭和三十七年十月二日
神奈川県天然記念物指定
根廻り 八・五メートル
目通り 九メートル
樹 高 二九メートル

このイチョウは実生かまたは移植の際に多くの側枝を叢生し、勢いよいものが四,五本くっついて生長を続け、現在の幹を形づくったものとみられている。 きわめて珍しい大木である。なお次のような伝承がある。
 この神社は平安時代後期、源頼義が平忠常の乱を平定の折に、このあたり懐島郷を通り、風光明媚の小丘に源氏の守り神、石清水八幡宮を勧請したに始まるといわれ、その後、 前九年の役で父頼義を応援に奥州へ向かう途中の義家(八幡太郎)がそこに詣で、戦勝を祈願して現在地に遷座したという。このイチョウはその時、義家が手植えしたものといわれている。

茅ヶ崎市教育委員会


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鶴嶺八幡の大イチョウ




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鶴嶺八幡の大イチョウ
指 定 神奈川指定天然記念物
指定年月日 1962年10月2日 
所在地 神奈川県茅ヶ崎市浜之郷462 鶴嶺八幡神社
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆  下車後徒歩2分
撮影日 2009年6月15日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   9.19m    9.0m   9.47m
樹  高     29m     29m   23.5m
樹  齢  伝承950年    950年   
実測詳細 地上より高さ1.3m地点を計測 

源氏は鎌倉を拠点として幕府を開き鶴ヶ岡八幡宮を建立するが、それまでは鶴嶺八幡が源氏の信仰の中心だった。
松並木に覆われた800mの参道が存在し、この神社がかつてはかなりの勢力を有していたことを知ることだろう。
イチョウは拝殿に向かって右側に立っており、幹表面の凹凸が密で、イチョウでは珍しい樹皮だ。
これは成長段階でヒコバエが発生し、それが互いに癒着しながら成長したためだと伝えられる。
全体的に丸みを帯びた樹冠をもち、10年ほど前に樹木医によって上部の枝打ちが行われたために現在の形となったそうだ。
神奈川県内においては最大のイチョウとなり、樹勢も申し分なく、まだまだこれからも成長していきそうな勢いのあるイチョウである。現在では完全に市街地に飲み込まれてしまったが、鶴嶺八幡神社は都会の中のオアシス的な存在の神社といえそうだ。


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