真鶴半島の突端部には遊歩道が整備され、照葉樹の中を気持ちの良い散歩が出来るようになっている。
遊歩道は端から端まで歩いても1時間ほどの軽いもので、歩道の両脇には次から次へと巨大なクスやクロマツが現れる。半島全体を巨木調査したなら、300本ほどの巨木が報告されそうな勢いである。
なかでも最も南部分の歩道の終点あたりには名木100選にも選ばれているクロマツが控えている。
根元付近はかなりの傷み具合だが、道路に降りて眺めてみると枝はしっかりとしているようだ。
幹には避雷針も設置されており、対策も万全。40mに迫らんとするマツは全国でも数えるほどしかないであろう。
松食い虫の被害状況はどの程度か分からないが、今では貴重なクロマツ林が残っている数少ない場所と言えそうである。
この樹林は何としてでも残したい、そんな気持ちにさせる素晴らしい林であった。