つい最近まで、小田原にこれほど立派なイヌマキがあるとは知らなかった。まったくもって勉強不足です。
イヌマキは暖地の木とばかり考えていたので、房総半島にある個体よりも北部には大きなものはないだろう、そんな考えであった。
カルチャーの下見のために小田原城に訪れたのだが、本来の目的はクロマツの巨木であった。
しかし城内に一歩踏み入れると、早速このイヌマキが出迎えてくれた。嬉しいやらビックリするやら、カルチャーを行うには良いものを見つけてしまった!と言うのが逸話ザル心境であった。
まことに見事なねじれ具合で、どっしりと重量感豊かな姿である。
残念ながら、このイヌマキをまじまじと眺めているのは私だけで、皆はいそいそと城門をくぐり天守閣へと急いでいる。
この木の価値を知るものは、果たして一日何人ほどいるのであろうか。