厚木市指定天然記念物

依知神社のイチョウ

昭和四十三年十一月三十日指定

 依知(えち)神社は、古くは「赤城明神社」といい、依知郷全体を守総鎮守社と伝え、イチョウも神社の神木として地元の人々によって大切に守られています。
 この二本のイチョウは、神社の由緒によると、鎌倉幕府の二代征夷大将軍に任ぜられた源頼家が、神社の建物を再建し、その記念として境内に植えたものであると伝えられています。
 樹齢約五百年以上と推定されますが、樹勢が盛んで、木の幹には古木特有の乳状下垂がみられ、神奈川県の名木百選にも選ばれています。
 現在は、社殿とイチョウとの間に県道が通っていますが、昔は一体の神社の境内にあり、イチョウのほかにもタブ、エノキ、ケヤキなどの大きな木がおい茂っていたようです。

平成十六年三月

   厚木市教育委員会

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依知神社のイチョウ





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依知神社のイチョウ
指 定 厚木市指定天然記念物
指定年月日 1968年11月30日 
所在地 神奈川県厚木市上依知溝野1
解説板 あり    詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 雄・雌株 
お勧め度 ★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆   下車後徒歩すぐ
撮影日 2005年12月12日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   7.12m      7.13m
樹  高     31m          31m
樹  齢  300年以上        
実測詳細 地上1.3m部分を計測

厚木市北方、旧国道129号線沿いに2本のイチョウの巨木が並び立っており、樹齢500年とも、800年ともいわれるイチョウの名木である。市街地にあるために豪快に剪定されてしまっている。
 かつては依知(えち)神社の境内であったのだが、国道建設に伴い境内は道路によって完全に分断されてしまい、現在は歩道に隣接するように立つことになってしまった。
東側の根はすべてアスファルトの下であり、かなり肩身の狭い思いをしているように見えてくる。
 しかし、さすがイチョウだけのことはあり、そんな苦境にあることはどこ吹く風、大きく枝を張れない状況にありながらプードルのような可愛らしい姿で樹冠を拡げ、ある程度のバランスは保っている。
 小さい方のイチョウが、大きい方に圧倒されて斜めに育っている姿が何とも微笑ましく、遠方からもよく目立ち、依知地区のランドマークのような存在である。
 東側の空間には住宅ではなく公民館が建築され、大きな空間が出来たことにより、このイチョウにとっては九死に一生を得たような雰囲気である。
 国道129号の新道がイチョウのはるか西方に完成したのだが、この辺りから246号に交差する金田交差点までは慢性の渋滞の名所であり、国道から逃れてきた車によって神社前も結構な交通量がある。しかも、大型車もかなりの数に上り、振動と排気ガスをモロに全身に浴びている状況。
 その中でも、剪定を受けながらこれだけの樹勢を保っているのは、さすがイチョウの生命力というほかにない。


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