神奈川県指定天然記念物
海老名の大ケヤキ

昭和二十九年三月二十九日指定

 このケヤキは、かつて船つなぎ用の杭として打ったものが発芽して大きくなり、以来、人々が保護し育ててきたものと伝えられている。 根回り十五・三メートル、目通り七・五メートル、樹高二十メートルに達する大木である。
 ケヤキはニレ科の温帯性落葉高木で、県下でも沖積地や台地斜面などに自生しているため昔から親しまれてきた。 屋敷内に植栽されることも多く、しばしばケヤキの見事な屋敷林も見かける。
 もともとこのあたりでは、ケヤキ林が自然植生として栄えていた。昔の人が生活の知恵から打ち付けた杭も、ちょうどこの土地にあったものを使ったため、 現在見られるほどの見事なケヤキに生長したものと推定される。郷土を代表する木として、永く保存する必用があり、県指定天然記念物に指定したものである。

        神奈川県教育委員会

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海老名の大ケヤキ




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海老名の大ケヤキ
指 定 神奈川県指定天然記念物
指定年月日 1954年3月29日 
所在地 神奈川県海老名市国分南1丁目
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ☆☆☆     下車後すぐ
撮影日 2009年12月8日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   7.80m    7.5m   8.18m
樹  高     14m     20m     12m
樹  齢  300年以上       
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

相模鉄道、通称相鉄のターミナル海老名駅から500mほど東にあり、完全に海老名の市街地に馴染んでおり、町並みの中に埋没してひっそりと佇んでいるケヤキの巨木である。
 ほぼ海老名市街地のど真ん中にあるのだが、それほどの喧噪に包まれていないのがわずかながらの救いではある・・・・。
 ケヤキは、かつての船つなぎの杭と言われているようだが、さて、この立地でそれはどうなのであろうか?かつての海進の時代であるならば納得ではあるが、ちょっと時代が合わないのだ。
 ケヤキは主幹を完全に失って立っている状態で、空洞を多数の細かい板によって平板状に覆われており、これが余計ケヤキの衰弱を強調しているかのように感じてしまう。
 主幹を失いながらも東西に各一本ずつ出た枝は健全で、多くの枝葉を付けており、樹勢としては悪くないようである。ここ10年ほどで樹木医による治療も施されており、夏場には樹冠もこんもりと丸く葉で覆い尽くされるほどの回復を見せており心強い。
 ただ、根元を幹線道路が通っており、大型車も多く朝夕は渋滞もする劣悪な環境で、少々可哀相に思えてしまう。
 いつ水を吸い上げなくなってしまうか、見ているこちらが心配になってしまうような立地である。
 知人が言っていた「海老名なのに蟹みたい!」この一言が海老名の大ケヤキを見る度に思い出されてしまう。そして、ついニヤッとしてしまうのが常である。


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