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藤沢駅より西北西方向に約2km、県道43号線に沿うように引地川の河岸段丘が発達している。
河岸段丘上は交通の便も悪いため、市街地化からは奇跡的に取り残されたようなところとなっている。周囲には畑などが良く残り、里山的な風景が残っている中にタブノキはある。
藤沢の指定はタブノキではなく、この小さな鎮守の森全体をしているのであるが、このタブノキの存在があったからこその指定であろうと思われる。WEBの情報によると、すでにこのタブノキは失われたと掲載されているのだが、そんなことはなくしっかりと存在している。私もすっかり騙されたわけであるが・・・・・
数年前の台風により大枝が折損したと聞いたのだが、その際の情報の誤りがそのまま反映されてしまったのであろうか、早めの修正を臨みたいところである。
タブノキはお稲荷さんへの坂を登ったすぐ左、一の鳥居の袂にあり、やはり想像したとおりに幹の状態は良好とは言えない。
大きな空洞も開いているのだが、神社から離れてタブノキを望むと、丸みを帯びたこんもりと茂った樹冠が目にも鮮やかで、いかにも照葉樹らしく印象的に映る。
幹の状態だけを見ると悲惨な感じもするが、樹勢はけっして悪くないようである。
昭和59年には「かながわの名木100選」にも選定され、広く知られるきっかけにもなったが、交通アクセスが都市部にあるにしては悲惨的に劣悪で、訪れる人もほとんど無い。皮肉なことではあるが、タブノキにとっては好都合であろう。
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