神奈川県

かながわの名木100選   昭和59年12月選定

臺谷戸稲荷のタブノキ
和名 タブノキ(クスノキ科)

大庭台地にこんもり茂る森の中にあって、大枝が四方に大きく広がり、均整のとれた美しい樹形の巨木である。
 周辺の樹林を含めて藤沢市の天然記念物に指定されている。
樹高  18メートル   胸高周囲  7.0メートル
樹齢 約300年

タブノキは、本州から沖縄に分布する常緑高木で、照葉樹林の代表的な樹である。
 樹高45メートル、胸高周囲10メートル、樹齢約700年に達するものもあると、言われている。

神奈川県の巨樹 全国の巨樹 タブノキ一覧 関東甲信越のタブノキ 樹種別一覧 HOME 森の巨人100選

臺谷戸稲荷のタブノキ




他の写真を見る

臺谷戸稲荷のタブノキ
指 定 藤沢市指定天然記念物
指定年月日 1973年3月7日 
所在地 神奈川県藤沢市大庭1809
解説板 あり    詳細を見る     
樹勢等 良好
特記事項 丘陵の上に立つ  
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆     下車後すぐ
撮影日 2009年12月8日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周    5.98m   6.00m     6.35m
樹  高      18m     18m      14m
樹  齢   200-299年    300年   
実測詳細 地上より1.3m地点を計測 
藤沢駅より西北西方向に約2km、県道43号線に沿うように引地川の河岸段丘が発達している。
河岸段丘上は交通の便も悪いため、市街地化からは奇跡的に取り残されたようなところとなっている。周囲には畑などが良く残り、里山的な風景が残っている中にタブノキはある。
 藤沢の指定はタブノキではなく、この小さな鎮守の森全体をしているのであるが、このタブノキの存在があったからこその指定であろうと思われる。WEBの情報によると、すでにこのタブノキは失われたと掲載されているのだが、そんなことはなくしっかりと存在している。私もすっかり騙されたわけであるが・・・・・
 数年前の台風により大枝が折損したと聞いたのだが、その際の情報の誤りがそのまま反映されてしまったのであろうか、早めの修正を臨みたいところである。
 タブノキはお稲荷さんへの坂を登ったすぐ左、一の鳥居の袂にあり、やはり想像したとおりに幹の状態は良好とは言えない。
 大きな空洞も開いているのだが、神社から離れてタブノキを望むと、丸みを帯びたこんもりと茂った樹冠が目にも鮮やかで、いかにも照葉樹らしく印象的に映る。
 幹の状態だけを見ると悲惨な感じもするが、樹勢はけっして悪くないようである。
 昭和59年には「かながわの名木100選」にも選定され、広く知られるきっかけにもなったが、交通アクセスが都市部にあるにしては悲惨的に劣悪で、訪れる人もほとんど無い。皮肉なことではあるが、タブノキにとっては好都合であろう。


戻る