環境省巨樹調査の資料には株立ちのシイノキとして報告されており、その値は10.1mとなっている。
主幹の値は5.95mではあるが、この数値を見たならば気にならないはずがない。
実際に訪れてみると、シイノキの存在する場所はすぐにわかった。
神社参道の階段脇に重量感豊かな姿で立っており、やはり数株が合体して成長していったもののようだ。
まったくの無指定のようであり、人々からも特に大切にされている様子にも見えない。これだけのシイであるのにもったいないと感じてしまうのは悲しい性であろうか。
確かにシイノキは見栄えに優れる木では無いので、全国的に見ても少々損をしているようではある。
これはアコウなどにも同じことがいえそうであろう。
八幡神社は小高い丘の上にあり、集落を見下ろすような格好で存在している。
眺望のよい神社境内から周辺を見渡してみたが、同じように周辺の丘陵地には、いたる処に丸いシイノキの樹冠が見える。
かつてこの地はシイノキの巨木が無数に生い茂る林であったのだろうか。その中でも、神社境内にあったために生き残ったものが「赤田八幡神社のスダジイ」なのであろう。