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塚崎のクス




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塚崎のクス
指 定 国指定天然記念物
指定年月日 1940年2月10日 
所在地 鹿児島県肝属郡肝付町野崎
解説板 あり   
樹勢等 大枝折損、空洞
特記事項   
お勧め度 ★★★★
到達難易度 ★★☆☆  下車後5分ほど
撮影日 2015年12月31日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周 14.00m 14.00m 13.58m
樹  高 32m 25m 20m
樹  齢 300年以上 1400年   
実測詳細  

 九州南部にある、国指定のクスノキの名木です。
 九州にある国指定天然記念物のクスノキは、どれも有名で巨大で迫力満点、そんな華々しい雰囲気のクスノキばかりですが、このクスノキだけはひっそりとした印象がつきまといます。
 それもそのはず、クスノキの乗っている小さな墳丘状のものは、まさしく古墳そのものなのです。
 塚崎古墳群と呼ばれる古墳の中の一つの上(第1号墳)に乗っており、なんとなく陰鬱な雰囲気がつきまとう場所でもあります。
かつては周囲の木々の生長によって、クスノキもほとんどヤブの中にある状況で、薄暗く不気味な印象ばかりが残る存在でした。
 近年、周囲の植生がすべて取り払われ、あろう事か立派な木道まで設置されるに至りました。
 そのお陰でクスノキの全容を見ることが可能になったのは嬉しい出来事でした。
 想像以上に迫力ある樹形の持ち主だったことも分かり、大きく南に傾きつつ生長しているのが確認できました。
 しかし、樹勢は想像していたのとは裏腹に、あまり芳しくない状況であることもすぐに分かりました。大枝はまだ残ってはいるものの、そこから派生する小枝がほとんど無い状況で、大枝から直接葉が出ている部分が多く、かなり深刻な状況であることが分かります。
 大きくハート型に口を開けた部分ばかりが以前は目立っていましたが、全容が見渡せるようになってからは、その素晴らしい樹形に目を奪われることにもなりました。
 北側の上に覆い被さるような幹の損傷が激しく、空洞を抱える方の幹も大きな枝を数本失っており息も絶え絶えの印象。
 残る枝は健全ではあるものの、何らかの治療が施されることを願ってやみません。
 個人的には、なかなか惹かれるものがある好きなクスノキの一本ではあります。
 訪問するには、付近に駐車場がないため苦労を伴います。
そのまま車で入っていくと、えらい目に遭いますのでご注意を。


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