千本楠

この辺一帯は、古来大汝八幡の神域で二十数株の大楠があたかも竜が寝ているように連なり、また、天空高く梢を伸ばしている。この中の、 倒れ伏して朽ちた楠が親木と伝えられ、当時は根回り18メートル余りあったという。明治43年日英博覧会に出品した楠材の切り株は 樹齢800年以上と推定された。神話によると大汝牟遅命下向の時、楠の木の杖を地にさされたところ、これが根付いて親木となり増えたと伝えられる。

昭和40年1月22日 町文化財指定
伊作八幡千本楠は 横へ横へと 寝てのびる。 野口雨情

平成6年7月25日  吹上町教育委員会
 

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千本楠



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千本楠
指 定 吹上町指定天然記念物 ※1
指定年月日 1965年1月22日 
所在地 鹿児島県日置市吹上町中原東宮内
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 円形に並ぶ   
お勧め度 ★★★★
到達難易度 ★  下車後すぐ
撮影日 2005年10月29日
 環境省値  解説板値    実測値
幹  周    9.0m   7.27m    9.0m
樹  高     22m   38.5m     22m
樹  齢  伝承800年     800年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

99年の元日の訪れてから8年後、久々に千本楠へとやって来た。過去の印象とはかなり隔たりがあり、これほど素晴らしい地だとは当時気がつかなかった。
ちょうど元旦ゆえ、宮司さんに詳細を聞くことができたが、親木から派生した枝が生長・・・という話には否定的であったのだが、あきらかに祠の後方あたりにとんでもないクスノキの母がいたことは間違いない事実であろう。
50〜60mの直径を持ったクスの列を見ていると、遠い過去の景色が浮かぶようであるが、おそらく想像を遙かに超えた異様な光景だったに違いない。
現在この親木に匹敵するクスノキは現存するであろうか?
枝張りでは寂心さん?川棚クスの森?いや、双方ともマザーツリーには敵わないだろう。足元にも及ばぬかも知れぬ。
太さはそれほどではなかったかも知れないが、これだけの樹冠を持つクスノキは現在では皆無だろう。

これは5つでは足りないくらいで、6つを与えたいくらい素晴らしい地であった。
ただ単に巨木を見に行くだけ、また、ただ写真に収めたいのであればこの地の良さは多分、分からないであろう。

※1 現在は日置市


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