川内市指定文化財

新田神社の大樟


昭和四十六年十一月一日指定
管理者 川内市教育委員会

クスノキは、関東以西に分布し、樟脳をとる工芸植物としても重要な植物です。 また、建材や船材として有用な樹でもありました。
このクスノキは、根回り九.九メートル、枝張りが東西十七.二メートル、南北は十五.五メートル、 高さ約二十メートル余り、根元近くは空洞になっていて、樹齢二千年ともいわれていますが、年輪成長平均率からすると約六五〇〜800年と推定されます。
地上2メートルほどのところに彫刻が施されています。これは、慶長年間(一五九六〜一六一五)に新田神社の社殿を修築した時に、工事奉行の 阿多長寿院盛淳(?〜一六〇〇)が自ら薬神ともいわれる大穴牟遅神の像を刻んで奉納したものとも伝えられています。
  可愛の山の樟の大樹の幹半ば
      うつろとなれど広き影かな
                 与謝野鉄幹
平成十(一九九八)年三月建立
 

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新田神社の大樟





新田神社の大樟
指 定 薩摩川内市指定天然記念物
指定年月日 1971年11月1日 
所在地 鹿児島県薩摩川内市宮内町1935-1
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 やや不良
特記事項    
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ★  下車後すぐ
撮影日 1999年4月10日
 環境省値  解説板値    実測値
幹  周   13.0m    9.9m   10.4m
樹  高     25m     20m     23m
樹  齢   伝承900年  650-800年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

新田神社の長い階段のほぼ頂上、社殿まで30mほどの所の急傾斜地にあり、付近はクスの樹林といった様相を呈している。その中で最大のものが本樹である。
根元は大きな空洞があり、幹の上部は幹折れしており、痛みがかなり激しい状態である。
枝葉の数も少々さみしく、寂しく伸びた裸に近い枝の姿が、何ともいた痛々しく映る。
樹勢回復の手入れをしたいところではあるが、神社の方針なのであろうか、特別な処置はとられていないようである。
幹周り13mとのことで、かなり期待を込めて訪問したのだが、実際には10mを少し越える程度の大きさであった。



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