まだ、あまり知られていない楠の巨樹である。詫間町役場前からの定期船で約20分ほどのところ。地元の人以外に滅多に訪れることのない静かな島である。過疎化が進み、現在では50名ほどが住むのどかな島でもある。
港から古い町並みを抜け、いきなりの急坂。15分ほどでピークを越え下り坂に入ると、すぐに右手に大クスが見えてくる。昔からの環境が、そのまま保たれており、手入れも十分に行き届いている。かつて地滑りがこの木を飲み込んだといわれ、根元付近は今でも当時のままの状態であるという。根元から枝分かれする奇妙な樹形の謎が解けたようだ。もちろん樹勢も申し分なし。眼下には瀬戸内海が広がる風光明媚な所にある。
※1 環境省調査による