志々島の大クス





志々島の大クス
 
指 定 香川県指定天然記念物
指定年月日 1970年4月28日
所在地 香川県三豊市詫間町志々島172
幹 周 14m            ※1
樹 高 40m
樹 齢 1200年                
解説板 あり              
樹勢等 大枝枯損も健全
特記事項  
幹周(実測) 11.6m
樹高(実測) 28m
撮影日 1997年7月24日

  詫間町役場前からの定期船で約20分ほど。瀬戸内海に浮かぶ志々島は、地元の人以外に滅多に訪れることのない静かな島です。過疎化が進み、現在では17名ほどが住むのどかな島となっています。
  志々島の港に降り立つと、大クスへの道案内の看板があるので迷わずに到達できるのはありがたい配慮です。
  古い町並みの細い路地を抜けると、いきなりの急坂が始まります。15分ほどでサミットを越えて下り坂に入ると、右手前方にに大クスの巨大すぎる樹冠が目に飛び込んできます。瀬戸内海をバックにこんもりと茂った大クスが突如登場、「おお〜、すごい!」と、思わず声が出てしまう瞬間です。
  昔からの環境がそのまま保たれており、手入れも十分に行き届いています。かつて地滑りがこの木を飲み込んだといわれており、根元付近は今でも当時のまま埋もれている状態といいます。なるほど、大クスの根元から大枝が分かれる不思議な樹形の謎が解けました。
  このクスノキの特徴である巨大な地を這う横枝、よく見ると自らの重さに耐えかねて折損、そのまま垂れ下がり地面にもたれかかったまま成長を続けています。この大枝、枯れることなく未だに若葉を付けて成長中なのです。もちろんクス自体も樹勢は申し分なしでしょう。
  眼下には瀬戸内海が広がり、なんとも贅沢な時間を味わうことのできる巨樹であり、これほどまでに心癒やされる巨樹も他にはないでしょう。
  訪問には少々ハードルが高い巨樹ですが、最高の出会いをもらえる巨樹の一本です。

※1 環境省調査による


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