国指定天然記念物

勝源院の逆ガシワ

昭和四年十二月十七日指定

カシワは本来幹が直立し、高さ20m以上になる落葉広葉樹である。しかし、ここ勝源院のカシワは直立せず、地際で四本の支幹に分かれ、 それぞれ地面をはうように伸びてから立ち上がっている。 この姿は、あたかも根が枝になったように見えることから 逆さカシワの名で古くから親しまれてきた。 このような変わった樹形を持つカシワの巨樹は珍しく貴重であり カシワとしては最も早く国の指定を受けている。

推定樹齢   約三〇〇年
枝  張    東西 21m80cm
         南北 27m70cm
根元周囲    5m
樹  高    12m20cm
別  名    みだれカシワ

紫波町教育委員会


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勝源院の逆ガシワ



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勝源院の逆ガシワ
指 定 国指定天然記念物
指定年月日 1929年12月17日 
所在地 岩手県紫波郡紫波町日詰字朝日田270
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆      下車後すぐ
撮影日 2008年7月7日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   2.09m    5.0m   
樹  高     15m   12.2m   12.5m
樹  齢     700年    300年   
実測詳細 地上1.3m地点を計測 
勝源院の裏にある日本庭園の中心部に逆さカシワがあり、幹とも枝とも判別の付かない幹をくねらせ立っている姿は、まさに異様な光景といえるだろう。
源頼義・義家父子が前九年の役の後に植えたという伝説があるが、樹齢は300年から700年とかなり開きのある数値となっている。木全体の雰囲気では3〜400年といったところであろうか。
 それにしても、何故このような姿になったのであろうか。
主幹が雷にでも打たれ、周囲からヒコバエが成長したとも考えられるが、真っ直ぐに上に伸びる幹が一本もないのも不思議である。
あるいは庭園にあるため、盆栽風に枝の成長を人間がコントロールしたのだろうか?
このような枝ぶりの木は、そのほとんどが枝垂れるはずであるが、このカシワはシダレの傾向も見せておらす、謎はますます深まるばかりだ。
決して巨樹とは言えないが、珍しさも手伝って早くに国から指定を受けた貴重なカシワである。
このカシワの種子を持ち帰り、植えてみたらどうなるか是非試してみたいもので、興味は尽きないところだ。


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