岩手県指定天然記念物

小鳥崎の大カヤ(イチイ科カヤ属)

所在地 北上市小鳥崎二地割六番
指定年月日 昭和四十四年(一九六九)年六月六日

樹周(幹周り)約六・三五メートル、樹高約二〇メートルで、地上高一・五メートル付近で幹が二つに分かれています。樹齢は約六百年と推定されます。
 カヤは南方系の樹木で、雌雄異種(雌花と雄花が別々の株にできるもの)の植物です。実は花が開花してから二年目で成熟します。
 国内では山野に自生するほか、庭園樹としてあるいは実を凶作時の食用とするために植培されてきました。岩手県内では県南地方に多く、神社境内や農家の庭に巨木を見ることができます。
 このカヤは幹に空洞がなく、枝も四方に張り均整のとれた生育をしている雌株で、岩手県におけるカヤの巨木として代表的なものです。
弘法大師が北上川の対岸、黒岩の呉竹舟場に渡ろうとしたとき、船を待ちながら埋めた数珠の一粒がこのカヤの木に成長したという伝説が残っています。

平成十四年七月
北上市教育委員会


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小鳥崎の大カヤ



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小鳥崎の大カヤ
指 定 岩手県指定天然記念物
指定年月日 1969年6月6日 
所在地 岩手県北上市小鳥崎二地割六番
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項  
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆     下車すぐ
撮影日 2007年7月7日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周     6.35m   6.51m
樹  高       20m     17m
樹  齢      600年   
実測詳細 高地面より地上1.3m部分を計測 

環境省調査からは、何らかの理由によって漏れてしまっているカヤである。
その大きさは岩手県ではもちろんのこと、東北でも有数なものであるが、驚くべき事はカヤの自生北限とされる福島県以北にあることであろう。
イチイ科ということもあり意外と寒さには耐えるのかもしれず、青森県黒石市などにもカヤは存在している。
しかし、全国でも有数な大きさに育っていることは驚きである。
小鳥崎のカヤは北上川のほとりに立っており、幾多の洪水にも絶えてきたのであろう。
カヤの周囲は定期的に清掃などもされており、環境的には良好な状態を保っている。
二本の株が根元より分かれ樹形を保っており、樹冠の広がりも大きく健全に見える。
しかし、近年樹勢が衰えたことを受け、樹木医によって樹勢回復治療が行われたという。


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