何という凄まじい名前のケヤキなのであろうか。
字名が猿喰なので付いた名前なのだが、字名そのものにも驚かされる名称である。かつては猿をも食べたために付いた名前ということなのだろうか。
ケヤキのすぐそばを通る道は舗装されており、結構整備されているが、これはこのケヤキのための処置であろうか。
かつては花園方面へと抜ける街道だったとされるが、ケヤキの根元から湧き出る清水と、この広大な樹冠が作る木陰で旅人はひと息入れたのだろうと想像される。
根本には大きな岩を抱え込んでおり、幹と同じように苔生しているために幹の一部として見え、迫力も一段と増すようだ。
南西側の根元にはモミジをも抱え込んでおり、より迫力を増す役目を果たしている。秋にはケヤキと共に綺麗に紅葉し、この木の特徴としても捉えられるようである。
周囲は公園風によく整備され、東屋まで作られているという力の入れようだ。
また、川を挟んで通じる県道から眺められるよう道路側の樹木が伐採されている。樹冠が大きいため、対岸からの眺めはケヤキの巨大さを感じることができる。
関東地方では1,2を争うケヤキの名木であろう。