三浦杉の由来
吉田八幡神社の鳥居をくぐり、長い石段が続く境内には、二本の大きな杉の木がそびえたっています。 これが県指定天然記念物(茨城百選)の三浦杉です。
 樹齢850年以上、幹周囲10m、樹高58m、枝下28mというこの杉は、久寿2年(1155年)相模国・三浦大介義明が、下野国・那須野ヶ原に金毛九尾 の悪狐退治に行く途中、この神社に参拝し、「我冥護により能く悪狐を護ば此の杉天にそびゆべし」と祈願して植えた杉と伝えられています。
 はじめは鎌倉杉と呼ばれたこの杉も、その話を聞いた徳川光圀公により「三浦杉」と命名されたそうです。

茨城県の巨樹 全国の巨樹 全国スギ一覧 関東甲信越のスギ 樹種別一覧 HOME 森の巨人100選

三浦杉



他の写真を見る

三浦杉
指 定 茨城指定天然記念物
指定年月日 1931年12月4日 
所在地 茨城県常陸大宮市小田野172 吉田八幡神社境内
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 2本が並び立つ姿には感動  
お勧め度 ★★★★
到達難易度 ★★☆☆  下車後徒歩5分ほど
撮影日 2009年5月8日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周  8.8m 上
 8.3m 下
  10.0m   9.17m
  8.65m
樹  高   35m 上
  35m 下
    58m     54m
    50m
樹  齢  伝承830年    800年   
実測詳細 高地面から地上1.3m地点を計測 

スギらしいスギが、2本揃って拝殿前に控える姿は神々しくさえある。境内も深い森の中で、昼なお暗い森の中に静かに立つ姿は何度見ても感動してしまう。
拝殿前の急斜面に立っているため、谷側に露出する根の肥大が特徴的で、枝下も高く、真っ直ぐ節の全くない幹にも驚かされる。
ともに皺をねじらせながら天を目指す姿は素晴らしいのひと言だ。
平地ではないため正確な計測とは言い難いかも知れないが、最新式のレーザー距離計での樹高計測は54mを示した。
この数値を信じるならば、関東では上野原市にある一ノ宮神社の杉についで高い木となる。全国で見ても、私の実測においては第7位に位置づけられるほどの高さである。
かつては2本の大スギの根元の石段を拝殿まで登ったが、現在は枝の落下で危険なため大スギの根元には入れないことになってしまった。
2本揃っていること、いかにもスギらしい姿で、見ていても爽快感が味わえること、森の中にひっそりと佇む雰囲気と、すべてにおいて満足できるスギであろう。
関東周辺では私の一押しのスギである。


戻る