スギらしいスギが、2本揃って拝殿前に控える姿は神々しくさえある。境内も深い森の中で、昼なお暗い森の中に静かに立つ姿は何度見ても感動してしまう。
拝殿前の急斜面に立っているため、谷側に露出する根の肥大が特徴的で、枝下も高く、真っ直ぐ節の全くない幹にも驚かされる。
ともに皺をねじらせながら天を目指す姿は素晴らしいのひと言だ。
平地ではないため正確な計測とは言い難いかも知れないが、最新式のレーザー距離計での樹高計測は54mを示した。
この数値を信じるならば、関東では上野原市にある一ノ宮神社の杉についで高い木となる。全国で見ても、私の実測においては第7位に位置づけられるほどの高さである。
かつては2本の大スギの根元の石段を拝殿まで登ったが、現在は枝の落下で危険なため大スギの根元には入れないことになってしまった。
2本揃っていること、いかにもスギらしい姿で、見ていても爽快感が味わえること、森の中にひっそりと佇む雰囲気と、すべてにおいて満足できるスギであろう。
関東周辺では私の一押しのスギである。