東海村指定天然記念物いちょう
東海村指定文化財(天然記念物)

願船寺のイチョウ(イチョウ科)

昭和五十八年四月二十日指定

イチョウは中国原産の裸子植物で、中生代(約二億二千年前〜七千万年前)に繁茂した樹木である。従って、この仲間の化石は多いが、 現存しているのはイチョウ一種だけであり、古くから神社や仏閣に植えられ、今日ではかなりの老樹や巨木がある。また、イチョウは雌雄異種で、 樹木であるにもかかわらず精子が作られ、有性生殖が行われる珍しい植物である。
このイチョウは樹勢の旺盛な雌株で、枝張りもよく、地上約二・五メートルの所に乳柱の下垂もみられ、イチョウの巨木としての特徴を備えている。
 当山開基の親鸞上人(一一七三〜一二六二)の御手植とも伝えられている。

昭和五八年五月
           東海村教育委員会


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願船寺のイチョウ



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願船寺のイチョウ
指 定 東海村指定天然記念物
指定年月日 1983年4月20日 
所在地 茨城県那珂郡東海村大字石上外宿1047
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆  下車後徒歩2分
撮影日 2009年5月9日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   6.80m       7.07m
樹  高     20m          26m
樹  齢  伝承700年       
実測詳細 高地面より高さ1.3m地点を計測 

願船寺は華輪山真風院願船寺と称する真宗大谷派の寺で、親鸞聖人の弟子である定信坊が開基。
かつて境内に清浄な泉があったことから願泉寺とよばれていたが、黄門様=徳川光圀さんが親鸞聖人の業績に感じ入り「難度の苦海には四十八の願船あり」と述べつつ字を改めさせたと伝わる。境内には親鸞聖人お手植えといわれるイチョウが本堂前に鎮座し、長い歴史を感じさせる寺である。
イチョウは雌株で、根を大きく広げた形で安定感抜群の姿だ。
数は少ないが一部に気根を垂らし、樹勢の良さを感じさせる。
根元から主幹上部にまで達する空洞があるが、樹勢にはほとんど影響はなく、イチョウらしい姿が特徴である。
樹皮も全体的にスベッとした印象で凹凸が少なく、非常に綺麗である。 
寺ではイチョウの周囲を花壇にしたりと、とても大切に保護している様子が見てとれ、心温まる思いがする。


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